Pirika Records Pirika Records
from South HOKKAIDO
北海道・道南発のレーベル
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ストレイト・アウタ・マイルーム


すすきのブルース
作詞・作曲 /竹中越前守樫家
編曲    /竹中越前守樫家・ヲタ乙
Piano solo /ヲタ乙

あの頃のおれは何をやっても駄目な半端野郎で
途方もない阿呆で
職を転々 先は見えない全然
金も希望もなくてカッコ悪い
行き場もなく転がり込んだあの街
ネオン瞬くこの地で働くと
欲望の渦巻くすすきのへ来て
キャバクラ内地で言うセクキャバの黒服となり
何もかもが全く新鮮な絵図だな
女はみんな頭のネジ吹っ飛んでて
男はヤンキー上がりの男児
殴る蹴る当たり前 この業界かなりやべえ
思ったときにはもう遅い
辞めたところでlike a 物乞い
してる場合じゃない物怖じ

すすきのブルース おれの古巣
すすきのブルース これがtruth

ビラ配りに入ってきたバイトはオナベの19歳
見た目男のB-BOYだが生物学上は雌で彼女は美貌のデリ嬢
ホスト狂いのJDとか家出少女と
そんなのばっかで構成されたビラ隊 もはや常識なんて要らない
みんなここでしか生きられないような奴ばっか 集まった
夜な夜な路上でおっぱいお*んこ連呼して 酔っ払い客をゲットして
厳しい世界だが毎日が楽しい
普通じゃ体験できないことばっかり だったり 悲喜こもごもあったり
だがおれは使えないやつでクビに 黒服稼業に区切り

すすきのブルース おれの古巣
すすきのブルース これがtruth

再びすすきのを彷徨ってると
スカウトされた客引きに金持ってると見せられた収入メモに愕然
月百万稼ぐやつがたくさん
いるような世界 これは夢はでかい
その手口や業種はまあここでは言えないが 飛び込んだ客引き業界
なんだってやるって状態
完全歩合制 ファイブオーはウザいぜ
一晩で十万稼ぐやつもいれば
ゼロのやつもいるような逃げ場もない自己責任 完全に実力社会
これでのしあがってやるさかい
そうして今夜も立つストリート
食うか食われるかで酷いよ

それからの年月はあっという間で
がむしゃらな日々が過ぎて行くだけ
この街にすっかり染まり
人間の汚いところも全部見たし
だけど慣れなかったことがある
夜中の1時頃になると
ごく普通のどこにでもいる女が
風俗ビルからたくさん出てくるんだな
普通の女との違いはなんなのか
考えるだに鬱になり二次元志向になり まあそれもやがて普通になり
そしてある日私服警官に声をかけ 敢えなく逮捕
世話になるファイブオー
中央署の留置場 人と人の十字路
同じ房の奴はホームレス 仕方なくそいつとトークです
動く度生じる酸っぱいにおい
うっかり嗅いだらぐったりひどい
なにが一番辛いかってそりゃもちろん 強制オナ禁 ムスコも泣き
置いてあった囲碁漫画の女子キャラの太ももでもうヤバい
ホームレス見てても効果ない
そんなこんなでふた勾留
そんなの抑止効果もなく無駄という

この間数年ぶりに訪れたすすきの
すっかり変わったところもあれば
変わらないところもありそれが浮き世
人もまた同じで
去った奴 まだいる奴に死んだ奴
人生いろいろ
ラッパーもいろいろ
いるから面白いのが人々

駕籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人
色々いるから世の中成り立つ
それぞれの仕事で世界が回りだす

すすきのブルース おれの古巣
すすきのブルース これがtruth

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G FUNKサウンドにブルーステイストを加えることでオリジナリティの高い作品になっている。
リリックの内容は竹中のすすきの時代の体験が元になった生々しいものになっており、竹中いわく「私小説ものは長くなって駄目だ」。
間奏およびアウトロのピアノソロは竹中とsoundcloudで面識のあったヲタ乙によるもので楽曲に彩りを添えている。