Pirika Records Pirika Records
from South HOKKAIDO
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ストレイト・アウタ・マイルーム

クナシリ・メナシの戦い (feat.タイガーさん)

作詞・作曲/竹中越前守樫家
編曲/竹中越前守樫家・OD
Amazing guitar solo/OD

立ち上がれアイヌよ
シャモ(和人)にトウミ(戦い)を起こせ
今は待て合図を
譲れない誇りを持て

時は18世紀の江戸後期
蝦夷地は松前藩が統治
シャモ商人「飛騨屋」の運上屋があった当時
これが暴利を貪る阿漕な商売
義理人情とかもうない
どんどんつり上がる物々交換レート
じゃないと儲かんねえと
シャモがつくるのは鰊粕(鰊を煮てつくられる。肥料に使われる)
その労働に駆り出されるアイヌ
低賃金で朝から晩まで
暴力で脅され 強制的に
もう性的に手籠めにされる娘
人の妻もくすね
不満が渦巻くクナシリ
役者が揃った舞台に

立ち上がれアイヌよ
シャモにトウミを起こせ
今は待て合図を
譲れない誇りを持て

そんな中惣乙名(首長、最高指導者)のサンキチ夫妻が死亡
飛騨屋による毒殺が濃厚
ついに決起寸前 誰もが奮然
だがここで脇乙名のツキノエが待ったをかけた
今のままでは武士たちに勝てない
武器の差は歴然 まだ我慢するべきで
ツキノエはフレシサム(白人。主にロシア人)と交渉
ルジョー(鉄砲)を手にするべく行動
ルジョーが来るまで待て
それまではなんとか耐え
だが抑えきれないところまできていた
蜂起したアイヌが和人を次々と殺害
これがなにをもたらすかい

アイヌの蜂起の一報 松前藩に届く
藩主以下驚く
組織された鎮撫隊 彼らにとっては檜舞台
隊長の新井田孫三郎が絵描く
その犬となる松前平角
届かなかったルジョー 無情にも降伏する 幸福売る
代わりに生き延びる選択する
未来はアイヌの子孫に託する
蜂起の首謀者たちは斬首刑
首は松前藩の幹部へ
ツキノエに貼られる裏切り者のレッテル
かつての栄光も翳ってる
吹き付ける冷たいレラ(風)
モシリ(大地)に冬が来た

――――――――

※船戸与一氏の小説「蝦夷地別件」をベースにしているので一部史実ではないフィクションも含まれます。
※「クナシリ・メナシの戦い」をアイヌの側から描いたというだけで、アイヌを煽る、和人を批判する等政治的意図は毛頭ございません。

江戸時代中期に起きたアイヌの蜂起事件を描いた歴史物。
竹中は「この曲はアイヌ、和人双方から誤解されバッシングの対象になるだろう。だがそれでも構わない。まずは歴史を知ることが共存の第一歩だ」と国道37号Pに述べている。
曲冒頭のボーカルが音割れしているが、歌った人物がこの後失踪したため録り直すことが出来ない。
間奏のODによる熱いギターソロも聞き所のひとつ。
それ以外のギターは竹中によるものだが、アコギパートはコードチェンジが出来ないためコードが変わる度に別トラックで弾いている。